【問題1】
「数学Ⅰ・A入門問題精講」の202ページ
応用問題4(1)
問題①、9人を3人ずつ 3つの部屋A,B,Cに分ける方法は何通りあるか。
【解答】
入門問題精講の説明する「1対1対応」の概念は、不完全であり、この問題を解く指針としては不適切である。
問題が含む事象に「1対1対応させた」事象の連鎖が明確に把握できなければ、問題を他の問題に置き換えられない。この問題①の事象の連鎖を、以下のように、事象の根元までさかのぼって把握することで、初めて、この問題①のその根元事象と1対1に対応する根元事象を持つ問題②に問題①を置き換えることができる。そうして、問題①の事象の連鎖を問題②の事象の連鎖に1対1に対応させて問題を①から②に置き換えて、置き換えた問題②を解くことができるのである。
「問題①、9人を3人ずつ 3つの部屋A,B,Cに分ける方法は何通りあるか。」
この問題①の根元事象を、
(A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目,B部屋1人目,B部屋2人目,B部屋3人目,C部屋1人目,C部屋2人目,C部屋3人目)
という事象の連鎖に「1対1に対応させて」把握する。
(注意)
「複数の玉を同時に取り出す確率の問題とコンビネーションを用いて良い定理」のサイトの結論により、「同時に」人を選ぶ問題であっても、時間差をもうけて「順番に」人を選ぶ問題と考えて、事象の連鎖を、人を順番に選んだ事象の連鎖というわかり易い根元の事象の連鎖であらわして解くのが良い。その方針に従って、上記の事象の連鎖を考えるのである。
(注意おわり)
この事象の連鎖の集合に対しては、
以下の操作が必要であることがはっきりと把握できる。
A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目
の3人が変わらない、「何人目」であるかだけが変わったあらゆるバラエティの事象の連鎖は、同じ1つの分け方であるとみなして1つのグループと数える。
「このように区別した、異なる分け方のグループの数はいくつあるか」という問題なのである。
この様に問題を解析して、事象の連鎖を定義する。
そのように定義された事象の連鎖は、
「問題②、9人を順番に並べる。その順列の先頭から3人ずつ を仕切りで区切って(仕切りは2つある)3つのグループに分ける。
その仕切りで区切られた3人のメンバーが同じであれば、その3人の並び方は同じ1つの並び方であると数えることにする。」
という問題②の、
「9人を順番に並べる。その順列の先頭から3人ずつ を仕切りで区切って3つのグループに分ける。」
という9人を並べる事象の連鎖と、
「1対1に対応する」。
そして、問題①における、
「以下の操作が必要である。
A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目
の3人が変わらない、「何人目」であるかだけが変わったあらゆるバラエティの事象の連鎖は、同じ1つの分け方であるとみなして1つのグループと数える。」
という操作が、
問題②における、
「その仕切りで区切られた3人のメンバーが同じであれば、その3人の並び方は同じ1つの並び方であると数えることにする。」
に対応するのである。
そのため、問題①の、異なる分け方の数は、問題②の数え方での異なる並び方の数を以下の式で数える、ことで求めることができる。

(解答おわり)
【問題2】
赤玉3個、白玉3個、黒玉3個の合わせて9個の玉が入っている袋から、順番に9個の玉を全部取り出して一列に並べる。この操作で並べる玉の配置で、玉の色が作る色模様が異なる玉の配置は何種類あるか。
【解1】
問題2の事象の連鎖を、 (玉名,配置順)の組み合わせにおいて、玉の配置順の1つ目から9つ目までの玉名を列記した事象の連鎖の:
(1つ目の玉名,2つ目の玉名,3つ目の玉名,4つ目の玉名,5つ目の玉名,6つ目の玉名,7つ目の玉名,8つ目の玉名,9つ目の玉名)
であらわす。
その事象の連鎖の数は9!個ある。
ここで、玉の順列の1つの色模様を構成する、玉の順列のバラエティは、
(1) 色模様の3か所の赤玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
(2) 色模様の3か所の白玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
(3) 色模様の3か所の黒玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
の積の(3!)(3!)(3!)
がある。
そのため、
玉の配置の、異なる色模様の数は、
(9!)/{(3!)(3!)(3!)}
ある。
(解1おわり)
【解2】
以下に玉名を定義する
赤玉1=玉1とする。
赤玉2=玉2とする。
赤玉3=玉3、
白玉1=玉4、
白玉2=玉5、
白玉3=玉6、
黒玉1=玉7、
黒玉2=玉8、
黒玉3=玉9とする。
解2の事象の連鎖を、 (玉名,配置順)の組み合わせにおいて、玉1から玉9までの玉の配置順を列記した、
(玉1の配置順,玉2の配置順,玉3の配置順,玉4の配置順,玉5の配置順,玉6の配置順,玉7の配置順,玉8の配置順,玉9の配置順)
という事象の連鎖であらわす。
その事象の連鎖の数は9!個あり、それらが、解1の事象の連鎖と1対1で対応している。
3つの赤玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
3つの白玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
3つの黒玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
そのため、
玉の配置の、異なる色模様の数は、
(9!)/{(3!)(3!)(3!)}
ある。
(解2おわり)
場合の数と確率
リンク:高校数学の目次
「数学Ⅰ・A入門問題精講」の202ページ
応用問題4(1)
問題①、9人を3人ずつ 3つの部屋A,B,Cに分ける方法は何通りあるか。
【解答】
入門問題精講の説明する「1対1対応」の概念は、不完全であり、この問題を解く指針としては不適切である。
問題が含む事象に「1対1対応させた」事象の連鎖が明確に把握できなければ、問題を他の問題に置き換えられない。この問題①の事象の連鎖を、以下のように、事象の根元までさかのぼって把握することで、初めて、この問題①のその根元事象と1対1に対応する根元事象を持つ問題②に問題①を置き換えることができる。そうして、問題①の事象の連鎖を問題②の事象の連鎖に1対1に対応させて問題を①から②に置き換えて、置き換えた問題②を解くことができるのである。
「問題①、9人を3人ずつ 3つの部屋A,B,Cに分ける方法は何通りあるか。」
この問題①の根元事象を、
(A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目,B部屋1人目,B部屋2人目,B部屋3人目,C部屋1人目,C部屋2人目,C部屋3人目)
という事象の連鎖に「1対1に対応させて」把握する。
(注意)
「複数の玉を同時に取り出す確率の問題とコンビネーションを用いて良い定理」のサイトの結論により、「同時に」人を選ぶ問題であっても、時間差をもうけて「順番に」人を選ぶ問題と考えて、事象の連鎖を、人を順番に選んだ事象の連鎖というわかり易い根元の事象の連鎖であらわして解くのが良い。その方針に従って、上記の事象の連鎖を考えるのである。
(注意おわり)
この事象の連鎖の集合に対しては、
以下の操作が必要であることがはっきりと把握できる。
A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目
の3人が変わらない、「何人目」であるかだけが変わったあらゆるバラエティの事象の連鎖は、同じ1つの分け方であるとみなして1つのグループと数える。
「このように区別した、異なる分け方のグループの数はいくつあるか」という問題なのである。
この様に問題を解析して、事象の連鎖を定義する。
そのように定義された事象の連鎖は、
「問題②、9人を順番に並べる。その順列の先頭から3人ずつ を仕切りで区切って(仕切りは2つある)3つのグループに分ける。
その仕切りで区切られた3人のメンバーが同じであれば、その3人の並び方は同じ1つの並び方であると数えることにする。」
という問題②の、
「9人を順番に並べる。その順列の先頭から3人ずつ を仕切りで区切って3つのグループに分ける。」
という9人を並べる事象の連鎖と、
「1対1に対応する」。
そして、問題①における、
「以下の操作が必要である。
A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目
の3人が変わらない、「何人目」であるかだけが変わったあらゆるバラエティの事象の連鎖は、同じ1つの分け方であるとみなして1つのグループと数える。」
という操作が、
問題②における、
「その仕切りで区切られた3人のメンバーが同じであれば、その3人の並び方は同じ1つの並び方であると数えることにする。」
に対応するのである。
そのため、問題①の、異なる分け方の数は、問題②の数え方での異なる並び方の数を以下の式で数える、ことで求めることができる。

(解答おわり)
【問題2】
赤玉3個、白玉3個、黒玉3個の合わせて9個の玉が入っている袋から、順番に9個の玉を全部取り出して一列に並べる。この操作で並べる玉の配置で、玉の色が作る色模様が異なる玉の配置は何種類あるか。
【解1】
問題2の事象の連鎖を、 (玉名,配置順)の組み合わせにおいて、玉の配置順の1つ目から9つ目までの玉名を列記した事象の連鎖の:
(1つ目の玉名,2つ目の玉名,3つ目の玉名,4つ目の玉名,5つ目の玉名,6つ目の玉名,7つ目の玉名,8つ目の玉名,9つ目の玉名)
であらわす。
その事象の連鎖の数は9!個ある。
ここで、玉の順列の1つの色模様を構成する、玉の順列のバラエティは、
(1) 色模様の3か所の赤玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
(2) 色模様の3か所の白玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
(3) 色模様の3か所の黒玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
の積の(3!)(3!)(3!)
がある。
そのため、
玉の配置の、異なる色模様の数は、
(9!)/{(3!)(3!)(3!)}
ある。
(解1おわり)
【解2】
以下に玉名を定義する
赤玉1=玉1とする。
赤玉2=玉2とする。
赤玉3=玉3、
白玉1=玉4、
白玉2=玉5、
白玉3=玉6、
黒玉1=玉7、
黒玉2=玉8、
黒玉3=玉9とする。
解2の事象の連鎖を、 (玉名,配置順)の組み合わせにおいて、玉1から玉9までの玉の配置順を列記した、
(玉1の配置順,玉2の配置順,玉3の配置順,玉4の配置順,玉5の配置順,玉6の配置順,玉7の配置順,玉8の配置順,玉9の配置順)
という事象の連鎖であらわす。
その事象の連鎖の数は9!個あり、それらが、解1の事象の連鎖と1対1で対応している。
3つの赤玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
3つの白玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
3つの黒玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
そのため、
玉の配置の、異なる色模様の数は、
(9!)/{(3!)(3!)(3!)}
ある。
(解2おわり)
場合の数と確率
リンク:高校数学の目次