大学への数学(旧数B:複素数)の勉強
【問1】
下図のように複素数平面に、原点を中心とする半径1の円がある。
複素数平面上の実数aであらわされる点aから、この円に接する接線を引いて、円と接する点をzとwとする。その接点zとwを結ぶ線(極aに対する極線と呼ぶ)がz=x+itであらわされるものとする。
(xは実数定数であり、tは実数の可変パラメータ)。
この場合に、極線が実軸と交わる点xの値を求めよ。
(解答)
原点を中心とする半径1の円の接点zとwはxを用いて以下の式であらわせる。
接点zにおいて接線AZと円の半径OZとが直交する条件は、実数のパラメータsを用いて以下の式(3)であらわせる。
1/z=wだから:
(6)に(2)を代入する。
(8)の実部と虚部それぞれが0になるので以下の式がなりたつ。
(9)を変形するとxを与える式が求まる。
(解答おわり)
【解2】
複素数のaで表された点aを通って半径1の円に接する直線の接点zを求める方程式が、以下の図の様に考えられる。
ここで、aを通り円に接する点zを表す式1は、ある直線上の点zの式であり、その直線の式と円の交点としてzが求められる。
そのため、式1の表す直線が、円と接する点zとwを結ぶ線(極aに対する極線と呼ぶ)である。
その直線の式から、以下の様にして、原点からその直線へ下した垂線の足xの位置を与える式が得られる。
(解答おわり)
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高校数学の目次
【問1】
下図のように複素数平面に、原点を中心とする半径1の円がある。
複素数平面上の実数aであらわされる点aから、この円に接する接線を引いて、円と接する点をzとwとする。その接点zとwを結ぶ線(極aに対する極線と呼ぶ)がz=x+itであらわされるものとする。
(xは実数定数であり、tは実数の可変パラメータ)。
この場合に、極線が実軸と交わる点xの値を求めよ。
(解答)
原点を中心とする半径1の円の接点zとwはxを用いて以下の式であらわせる。
接点zにおいて接線AZと円の半径OZとが直交する条件は、実数のパラメータsを用いて以下の式(3)であらわせる。
1/z=wだから:
(6)に(2)を代入する。
(8)の実部と虚部それぞれが0になるので以下の式がなりたつ。
(9)を変形するとxを与える式が求まる。
(解答おわり)
【解2】
複素数のaで表された点aを通って半径1の円に接する直線の接点zを求める方程式が、以下の図の様に考えられる。
ここで、aを通り円に接する点zを表す式1は、ある直線上の点zの式であり、その直線の式と円の交点としてzが求められる。
そのため、式1の表す直線が、円と接する点zとwを結ぶ線(極aに対する極線と呼ぶ)である。
その直線の式から、以下の様にして、原点からその直線へ下した垂線の足xの位置を与える式が得られる。
(解答おわり)
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