2026年10月4日日曜日

理不尽な定積分

【問1】以下の定積分を計算せよ。


【解1】
 先ず、この積分の被積分関数の不定積分を以下の計算により求める。

この不定積分は、θ=0の点では定義されていない関数ではありますが、
以上の不定積分の計算は正しい計算です。
 しかし、この不定積分の結果の関数を使って以下の計算をするのは厳密に言うと誤りです。
(以下の計算に使えないからと言って、この不定積分が不完全であると言うのは、高校生には酷である。高校生には、そこまでの不定積分の完全性は求められていない。)

厳密に言うと誤りである理由は、定積分する区間内の点、θ=0、で定義されていない不定積分の関数Fを、その点を含む区間での定積分の計算に使用できないからです。
〘補足〙連続な被積分関数を(θ=0を含む)定義域の範囲内で積分して得た不定積分は、(θ=0を含む)定義域の範囲内で連続な関数Fになることが分かっている。得られた不定積分の式Fがたとえθ=0で定義されなくても、それは見せかけであって、真の不定積分はθ=0でも連続な関数と定義されている。そして、θ=0の点での極限値が存在する。
具体的に言うと、θ=0の点で定義されないこの不定積分の関数Fは、以下に計算するように、θ→0での極限値が存在する。

このθ→0で極限値を、θ=0での不定積分の関数の値と定義して、θ=0の点で関数Fを連続な関数の不定積分に拡張できる。
そのため、最初に得た不定積分の関数Fのθ=0以外の点の関数値は、「θ=0での関数値を定義して補ったθ=0でも連続なある関数」の値を表している。それゆえ、この不定積分の関数Fを使った上記の計算で定積分の解を求めても正しい解を得ることができる。高校生には、「積分可能性」については教えていないので、高校生は大学入学試験で上記の計算をして、定積分の解を求めても良いと思う(その解き方は、入学試験を行う大学としては、満点を与えるには難があるので、少し減点されるとは思う)。

厳密な計算をするためには、以下の式変形を行うことで、「θ=0での関数値を定義して補ったθ=0でも連続なある関数」を求める。


この計算によって、定積分する区間内の点、θ=0、でも定義された関数が求められたので、この関数を使って定積分します。

(解1おわり)

【解2】
 先ず、この積分の被積分関数の不定積分を以下の計算により求める。

この不定積分の結果の関数を使って以下の計算をする。

(解2おわり)

【問2】以下の定積分を計算せよ。


【解1】
 先ず、この積分の被積分関数の不定積分Fを以下の計算により求める。

ここで残った以下の不定積分Gを計算する。


この不定積分を合わせて、求める不定積分Fを得る。

この不定積分は、θ=0の点では定義されていない関数ではありますが、
以上の不定積分の計算は正しい計算です。
 しかし、この不定積分の結果の関数を使って以下の計算をするのは厳密に言うと誤りです。
(以下の計算に使えないからと言って、この不定積分が不完全であると言うのは、高校生には酷である。高校生には、そこまでの不定積分の完全性は求められていない。)

厳密に言うと誤りである理由は、定積分する区間内の点、θ=0、で定義されていない不定積分の関数Fを、その点を含む区間での定積分の計算に使用できないからです。
〘補足〙連続な被積分関数を(θ=0を含む)定義域の範囲内で積分して得た不定積分は、(θ=0を含む)定義域の範囲内で連続な関数Fになることが分かっている。得られた不定積分の式Fがたとえθ=0で定義されなくても、それは見せかけであって、真の不定積分はθ=0でも連続な関数と定義されている。そして、θ=0の点での極限値が存在する。
具体的に言うと、θ=0の点で定義されないこの不定積分の関数Fは、以下に計算するように、θ→0での極限値が存在する。

このθ→0で極限値を、θ=0での不定積分の関数の値と定義して、θ=0の点で関数Fを連続な関数の不定積分に拡張できる。
そのため、最初に得た不定積分の関数Fのθ=0以外の点の関数値は、「θ=0での関数値を定義して補ったθ=0でも連続なある関数」の値を表している。それゆえ、この不定積分の関数Fを使った上記の計算で定積分の解を求めても正しい解を得ることができる。高校生には、「積分可能性」については教えていないので、高校生は大学入学試験で上記の計算をして、定積分の解を求めても良いと思う(その解き方は、入学試験を行う大学としては、満点を与えるには難があるので、少し減点されるとは思う)。

厳密な計算をするためには、以下の式変形を行うことで、「θ=0での関数値を定義して補ったθ=0でも連続なある関数」を求める。

この計算によって、定積分する区間内の点、θ=0、でも定義された不定積分の関数Fが求められたので、この関数Fを使って定積分します。

(解1おわり)

【解2】
 先ず、この積分の被積分関数の不定積分を以下の計算により求める。


この不定積分の結果の関数を使って以下の計算をする。

(解2おわり)

〘補足〙覚えておこう
分母が0にならない条件下で、以下の公式が成り立つ。


【問3】以下の定積分を計算せよ。


【解1】
 先ず、この積分の被積分関数の不定積分を以下の計算により求める。

この不定積分は、θ=π/2 の点では定義されていない関数ではありますが、
以上の不定積分の計算は正しい計算です。
 しかし、この不定積分の結果の関数を使って以下の計算をするのは厳密に言うと誤りです。
(以下の計算に使えないからと言って、この不定積分が不完全であると言うのは、高校生には酷である。高校生には、そこまでの不定積分の完全性は求められていない。)

厳密に言うと誤りである理由は、定積分する区間内の点、θ=π/2 、で定義されていない不定積分の関数Fを、その点を含む区間での定積分の計算に使用できないからです。
〘補足〙連続な被積分関数を(θ=π/2 を含む)定義域の範囲内で積分して得た不定積分は、(θ=π/2 を含む)定義域の範囲内で連続な関数Fになることが分かっている。得られた不定積分の式Fがたとえθ=π/2 で定義されなくても、それは見せかけであって、真の不定積分はθ=π/2 でも連続な関数と定義されている。そして、θ=π/2 の点での極限値が存在する。
具体的に言うと、θ=π/2 の点で定義されないこの不定積分の関数Fは、以下に計算するように、θ→π/2 での極限値が存在する。

このθ→π/2 で極限値を、θ=π/2 での不定積分の関数の値と定義して、θ=π/2 の点で関数Fを連続な関数の不定積分に拡張できる。
そのため、最初に得た不定積分の関数Fのθ=π/2 以外の点の関数値は、「θ=π/2 での関数値を定義して補ったθ=π/2 でも連続なある関数」の値を表している。それゆえ、この不定積分の関数Fを使った上記の計算で定積分の解を求めても正しい解を得ることができる。高校生には、「積分可能性」については教えていないので、高校生は大学入学試験で上記の計算をして、定積分の解を求めても良いと思う(その解き方は、入学試験を行う大学としては、満点を与えるには難があるので、少し減点されるとは思う)。

厳密な計算をするためには、以下の式変形を行うことで、「θ=π/2 での関数値を定義して補ったθ=π/2 でも連続なある関数」を求める。

この計算によって、定積分する区間内の点、θ=π/2 、でも定義された関数が求められたので、この関数を使って定積分した。
(解1おわり)

【解2】
 先ず、この積分の被積分関数の不定積分を以下の計算により求める。

上記で最後に、その不定積分の結果の関数を使って定積分した。
(解2おわり)

〘補足〙覚えておこう
分母が0にならない条件下で、以下の公式が成り立つ。


【問4】以下の関数f(x)を定積分せよ。

ここで、この被積分関数f(x)は、x=0においての関数値が、その関数のx→0の極限値と定義された、x=0で連続な関数である。

【解1】
 先ず、この積分の被積分関数の不定積分を以下の計算により求める。

この不定積分は、x=0の点では定義されていない関数ではありますが、
以上の不定積分の計算は正しい計算です。
 しかし、この不定積分の結果の関数を使って以下の計算をするのは厳密に言うと誤りです。
(以下の計算に使えないからと言って、上記の不定積分が不完全であるとは言えない。)

厳密に言うと誤りである理由は、定積分する区間内の点、x=0、で定義されていない不定積分の関数を、その点を含む区間での定積分の計算に使用できないからです。
〘補足〙(x=0を含む)定義域の範囲内で連続な被積分関数f(x)を積分して得た不定積分は、(x=0を含む)定義域の範囲内で連続な関数Fになることが分かっている。得られた不定積分の式がたとえx=0で定義されなくても、それは見せかけであって、真の不定積分は被積分関数の定義域内の点x=0で連続な関数になる。そして、x=0の点での極限値が存在する。
具体的に言うと、x=0の点で定義されないこの不定積分の関数は、以下に示すように、x→0での極限値が存在する。

このx→0で極限値を、x=0での不定積分の関数F(x)の値F(0)と定義して、x=0点で連続な関数である不定積分F(x)に拡張できる。

この「x=0での関数値を定義して補ったx=0でも連続な関数F(x)」が真の不定積分である。
この不定積分の関数F(x)を使った以下の計算で定積分の解を求めることができる。

(解1おわり)

【解2】
 この定積分は、奇関数の積分であるので、その積分値が0である。

(解2おわり)

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2026年9月20日日曜日

円順列とじゅず順列(2a)黒玉2つ白玉2つ

円順列とじゅず順列の数を求めます。

【問2a】
(1)玉●2個と○2個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。
(2)更に、それらを連結したじゅずを作る方法(じゅず順列)は何通りあるか。


この問題の解答はここをクリックした先にある。

場合の数と確率
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2026年9月8日火曜日

不等式の証明・相加・相乗平均

【問1】
 2つの正の実数aとbに対して、
相加平均≧相乗平均
が成り立つことを導き出せ。

【解答】
 2つの正の実数xとyに係る以下の計算をすることで、それが導き出せた。


【問2】
 3つの正の実数aとbとcに対して、
相加平均≧相乗平均
が成り立つことを導き出せ。

【解答】
 3つの正の実数xとyとzに係る以下の計算をすることで、それが導き出せた。


【問3】
 4つの正の実数aとbとcとdに対して、
相加平均≧相乗平均
が成り立つことを導き出せ。

【解答】
 4つの正の実数xとyとzとwに係る以下の計算をすることで、それが導き出せた。

 
【問4】
 実数aとbとcに対して以下の式が成り立つことを示せ。


【解答】
 3つの実数xとyとzに係る以下の計算をすることで、それが示せた。

(導出おわり)

リンク:
n変数の相加平均≧相乗平均の証明
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2026年6月14日日曜日

区別できない4個の玉を、区別できない2組に分ける組み分けの数

【問1】
 区別できない4個の玉を、(各組に1個以上は入れて)A組とB組に分ける組み分けは何通りあるか。

【問2】
 区別できない4個の玉を、(各組に1個以上は入れて、組の区別なく)2つの組に分ける組み分けは何通りあるか。

【問3】
 区別できない6個の玉を、(各組に1個以上は入れて)A組とB組とC組に分ける組み分けは何通りあるか。

【問4】
 区別できない6個の玉を、(各組に1個以上は入れて、組の区別なく)3つの組に分ける組み分けは何通りあるか。

【問4b】
 区別できない6個の玉を、(0個の組があっても良く、組の区別なく)3つの組に分ける組み分けは何通りあるか。

この問題を自力で解いたあとで、ここをクリックした先の解答も見てください。参考になる解説があります。

【問5a】
(各人が区別された)6人を(各組に1人以上入れて)組Aと組Bと組Cに分ける組分けは何通りあるか。

【問5b】
(各人が区別された)6人を(各組に1人以上入れて)組の区別がない3組に分ける組分けは何通りあるか。

この問5aと5bの解答は、ここをクリックした先のページの問3aと問3bの解答にある。

〘見ておこう〙ここをクリックした先のサイト「6個のボールを3つの箱に入れる問題」は見ておきましょう。

〘覚えておこう〙なお、ここをクリックした先のサイトの「組分け問題全パターン」は覚えておきましょう。

リンク:
高校数学の目次

2026年6月11日木曜日

場合の数の問題を「1対1対応」させて変換する方法

【問題1】
「数学Ⅰ・A入門問題精講」の202ページ
応用問題4(1)
問題①、9人を3人ずつ 3つの部屋A,B,Cに分ける方法は何通りあるか。

【解答】
 入門問題精講の説明する「1対1対応」の概念は、不完全であり、この問題を解く指針としては不適切である。
問題が含む事象に「1対1対応させた」事象の連鎖が明確に把握できなければ、問題を他の問題に置き換えられない。この問題①の事象の連鎖を、以下のように、事象の根元までさかのぼって把握することで、初めて、この問題①のその根元事象と1対1に対応する根元事象を持つ問題②に問題①を置き換えることができる。そうして、問題①の事象の連鎖を問題②の事象の連鎖に1対1に対応させて問題を①から②に置き換えて、置き換えた問題②を解くことができるのである。

「問題①、9人を3人ずつ 3つの部屋A,B,Cに分ける方法は何通りあるか。」
この問題①の根元事象を、
(A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目,B部屋1人目,B部屋2人目,B部屋3人目,C部屋1人目,C部屋2人目,C部屋3人目)
という事象の連鎖に「1対1に対応させて」把握する。

(注意)
 「複数の玉を同時に取り出す確率の問題とコンビネーションを用いて良い定理」のサイトの結論により、「同時に」人を選ぶ問題であっても、時間差をもうけて「順番に」人を選ぶ問題と考えて、事象の連鎖を、人を順番に選んだ事象の連鎖というわかり易い根元の事象の連鎖であらわして解くのが良い。その方針に従って、上記の事象の連鎖を考えるのである。
(注意おわり)

 この事象の連鎖の集合に対しては、
以下の操作が必要であることがはっきりと把握できる。
A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目
の3人が変わらない、「何人目」であるかだけが変わったあらゆるバラエティの事象の連鎖は、同じ1つの分け方であるとみなして1つのグループと数える。
「このように区別した、異なる分け方のグループの数はいくつあるか」という問題なのである。

この様に問題を解析して、事象の連鎖を定義する。

そのように定義された事象の連鎖は、
「問題②、9人を順番に並べる。その順列の先頭から3人ずつ を仕切りで区切って(仕切りは2つある)3つのグループに分ける。
その仕切りで区切られた3人のメンバーが同じであれば、その3人の並び方は同じ1つの並び方であると数えることにする。」

という問題②の、
「9人を順番に並べる。その順列の先頭から3人ずつ を仕切りで区切って3つのグループに分ける。」
という9人を並べる事象の連鎖と、
「1対1に対応する」。

そして、問題①における、
「以下の操作が必要である。
A部屋1人目,A部屋2人目,A部屋3人目
の3人が変わらない、「何人目」であるかだけが変わったあらゆるバラエティの事象の連鎖は、同じ1つの分け方であるとみなして1つのグループと数える。」
という操作が、
問題②における、
「その仕切りで区切られた3人のメンバーが同じであれば、その3人の並び方は同じ1つの並び方であると数えることにする。」
に対応するのである。

そのため、問題①の、異なる分け方の数は、問題②の数え方での異なる並び方の数を以下の式で数える、ことで求めることができる。

(解答おわり)

【問題2】
 赤玉3個、白玉3個、黒玉3個の合わせて9個の玉が入っている袋から、順番に9個の玉を全部取り出して一列に並べる。この操作で並べる玉の配置で、玉の色が作る色模様が異なる玉の配置は何種類あるか。

【解1】
 問題2の事象の連鎖を、 (玉名,配置順)の組み合わせにおいて、玉の配置順の1つ目から9つ目までの玉名を列記した事象の連鎖の:
(1つ目の玉名,2つ目の玉名,3つ目の玉名,4つ目の玉名,5つ目の玉名,6つ目の玉名,7つ目の玉名,8つ目の玉名,9つ目の玉名)
であらわす。
その事象の連鎖の数は9!個ある。
 ここで、玉の順列の1つの色模様を構成する、玉の順列のバラエティは、
(1) 色模様の3か所の赤玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
(2) 色模様の3か所の白玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
(3) 色模様の3か所の黒玉を3つの玉で構成するバラエティの数3!と、
の積の(3!)(3!)(3!)
がある。
そのため、
玉の配置の、異なる色模様の数は、
(9!)/{(3!)(3!)(3!)}
ある。
(解1おわり)

【解2】
 以下に玉名を定義する
赤玉1=玉1とする。
赤玉2=玉2とする。
赤玉3=玉3、
白玉1=玉4、
白玉2=玉5、
白玉3=玉6、
黒玉1=玉7、
黒玉2=玉8、
黒玉3=玉9とする。

 解2の事象の連鎖を、 (玉名,配置順)の組み合わせにおいて、玉1から玉9までの玉の配置順を列記した、
(玉1の配置順,玉2の配置順,玉3の配置順,玉4の配置順,玉5の配置順,玉6の配置順,玉7の配置順,玉8の配置順,玉9の配置順)
という事象の連鎖であらわす。
その事象の連鎖の数は9!個あり、それらが、解1の事象の連鎖と1対1で対応している。

 3つの赤玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
 3つの白玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
 3つの黒玉に係る、配置順の集合が同じで、その集合の要素の順番だけが変わったあらゆるバラエティ(3!)の事象の連鎖は、同じ1つの色模様をあらわす。
 そのため、
玉の配置の、異なる色模様の数は、
(9!)/{(3!)(3!)(3!)}
ある。
(解2おわり)

【問題3】
 9人を順次に、x部屋,y部屋,z部屋のどれかの部屋に入れる。
その場合に、x部屋に3人,y部屋に3人,z部屋に3人が入る場合は、何通りあるか。

【解答】
 9人を順次に、x部屋,y部屋,z部屋のどれかの部屋に入れる事象の連鎖は、
(1人目,2人目,3人目,4人目,5人目,6人目,7人目,8人目,9人目)
であらわせる。具体的には、
(x,y,z,x,y,z,x,y,z)
等の事象の連鎖であらわすことができる。
 この事象の連鎖は、問題1の問題②における9人を並べる事象の連鎖を含む。
 この事象の連鎖のうち、xが3個あり、yが3個あり、zが3個ある事象の連鎖が、問題②における9人を並べる事象の連鎖と、「1対1に対応する」。

〘問題を俯瞰する〙
 1人目がx,y,zのどれかに入るバラエティを、x+y+zであらわし、9人が、x部屋,y部屋,z部屋のどれかに入るあらゆるバラエティを、その項の9乗であらわした以下の式で計算する。

この式の項のうち、x部屋に3人,y部屋に3人,z部屋に3人が入るバラエティの数は、

の項の係数になることがわかる。なぜならば、その項の係数は、そうなる事象の連鎖の数をあらわす。その事象の連鎖の数がその項が生み出されるあらゆるバラエティの数をあらわすからである。その項の係数は、xが3乗でyが3乗でzが3乗になるあらゆるバラエティの数である。
〘問題の俯瞰おわり〙

そのバラエティの数は、xが3個あり、yが3個あり、zが3個ある事象の連鎖の数であり、その数は、
(1人目,2人目,3人目,4人目,5人目,6人目,7人目,8人目,9人目)
の事象の連鎖において、
(9人のうちxとなる3人を選ぶ組み合わせの数)×(残り6人のうちyとなる3人を選ぶ組み合わせの数)
で計算でき、 以下の式で求められる。

(解答おわり)

《柔軟に発想して問題の事象を種々のものに対応させるべし》
 【問題3】では、
(x部屋に入る or y部屋に入る or z部屋に入る)
という事象を、
(x+y+z)
に対応させた。
「~ or ~」という関係を「x+y+z」という式の「+」に対応させた。
 x部屋に3人入りy部屋に3人入りz部屋に3人入る事象を、(xの3乗)掛ける(yの3乗)掛ける(zの3乗)、に対応させた。それ以外に可能な事象を「+」で結んだ項に対応させた。
 問題があらわす「事象」を異なる表現の「事象」に対応させて問題を置き換えて考えることが、「場合の数」の問題を解くために大切な心がけです。

〘覚えておこう〙なお、ここをクリックした先のサイトの「組分け問題全パターン」は覚えておきましょう。

《公式メモ(以下の行をクリック)》
▷組分けの数の公式
▷同じものを含む順列の数の公式

リンク:場合の数と確率
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2026年5月24日日曜日

整数係数の因数に因数分解できる多項式の因数分解

【問1】
 以下の4次式を因数分解せよ。


【問2】
 以下の4次式を2つの2次式の積に因数分解せよ。


【問3】
 以下の4次式を2つの2次式の積に因数分解せよ。


【問4】
 以下の4次式を2つの2次式の積に因数分解せよ。


【問5】
 以下の4次式を因数分解せよ。


この問題の解答は、ここをクリックした先にある。

リンク:
高校数学の目次