2019年6月29日土曜日

無理関数の分数式の変換公式

先ず、以下の式が成り立ちます。

具体例としては、以下の式が成り立ちます。

この式の関係を利用すると、以下の式が成り立ちます。

【問1】以下の、無理関数の分数式の変換公式を証明せよ。
ある定数Cで結ばれる、
という式の関係がある場合に、
その式に関係する以下の式(左辺の分数式)が、
右辺の分数式と等しい事を示せ。

【問2】以下の式が成り立つ事を示せ。

【問3】以下の式が成り立つ事を示せ。

【問4】以下の式が成り立つ事を示せ。

【問4b】以下の式が成り立つ事を示せ。

【問4c】以下の式が成り立つ事を示せ。


 計算結果が問5の左辺の式になったら、右辺の式を使って書き直した方が良いです
【問5】以下の式が成り立つ事を示せ。

ただし、x≧1とする。

【問6】以下の式が成り立つ事を示せ。
ただし、x≧1とする。

【問7】以下の式が成り立つ事を示せ。

これらの問題の解答は、ここをクリックした先にあります。

リンク:
無理関数の式への因数分解の公式
形が違う同じ式
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2019年6月8日土曜日

点Bから線分OAに下した垂線の足Hを求める

【問】下図のように頂点の1つが原点Oにあり、他の2頂点が、A(a,a)とB(b,b)である三角形OABの点Bから辺OAに下した垂線の足Hの座標を求めよ。
【解答1】
先ず、点Bを通り線分OAに垂直な直線の方程式2を作る。
(上図に、その直線の方程式2の作り方のイメージを書きました)
以下の式のように、
その直線の方程式2と、点Oと点Aを結ぶ直線の方程式1を連立した連立方程式を作る。
その連立方程式を解く事で交点Hの座標を求める。
式4と式5が垂線の足Hの座標をあらわす。
(解答おわり)

【解答2】
垂線の足Hの位置をあらわすベクトルOHを、ベクトルOAのt倍であるとして、
ベクトル方程式を作る。
そのベクトル方程式を解いて値tを求める事でベクトルOHを求める。
(解答おわり)


(補足1)
ベクトル方程式を使って問題を解く解答2の方が、解答1よりも計算のわずらわしさが減って、問題を解くのが楽になりました。

【底辺上の、垂線の足までのベクトルの公式】
式12は、以下の図の、三角形の高さベクトル(垂線)の足DまでのベクトルBDをあらわす公式です。
(垂線の足までのベクトルの公式おわり)

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2019年6月5日水曜日

ベクトルで表す最短路の式

 ベクトルで、三角形の一辺の長さが、他の2辺を迂回した長さの和より小さいという関係をあらわす場合に、
以下の図の様に、
どの道を最短路と考えるかの視点が2通りある。
(1)最短路を、1つのベクトルであらわされた辺にするか、
(2)最短路を、2つのベクトルの和であらわされた辺にするか、
です。

その2つの視点の違いにより、
最短路と迂回路の長さの和の式が、
上図の様に2通リあるので要注意です。

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