高校2年生が勉強するのにも適切な、関数と微分積分の参考書「やさしく学べる微分積分」(石村園子)の70ページにマクローリン展開の知識が書かれています。
以下でオイラーの公式を導きます。
先ず、ネイピア数eを底にした指数関数 ex をマクローリン展開します。
ここで、指数関数の虚数乗を以下の式2で定義します。
cos(x)をマクローリン展開します。
sin(x)をマクローリン展開します。
式3と式4を使って以下の式を作ります。
この式5は、オイラーの公式と呼ばれています。
(関連する話題)
オイラーの公式によって、以下の問題が解決されました。
対数関数 log(x)を、xが負の場合にも対数関数を定義したい希望がありました。
log(-1)=a
とすると、
2a=2log(-1)=log((-1)2)= log(1)=0
∴ a=0 ?
という矛盾を生じました。
この矛盾は、以下のように解決できます。
log(-1)=(2n+1)πi
a=(2n+1)πi
であって、
2a=2(2n+1)πi=2mπi
なので、
2log(-1)=2(2n+1)πi
になったのです。
この
2(2n+1)πi
は2分の1にしても、
(2n+1)πi
になるだけで、0や2mπi にはならないです。
また、 log(1)についても、
log(1)=0+2mπi
となり、その答えは0だけでは無い、
ということがわかります。
(対数関数とtanθの逆関数の関係)
オイラーの公式を使うと、
対数関数とtanθの逆関数が、
以下の様に近い関係にある事が分かります。
リンク:
高校数学の目次
以下でオイラーの公式を導きます。
先ず、ネイピア数eを底にした指数関数 ex をマクローリン展開します。
cos(x)をマクローリン展開します。
sin(x)をマクローリン展開します。
式3と式4を使って以下の式を作ります。
この式5は、オイラーの公式と呼ばれています。
(関連する話題)
オイラーの公式によって、以下の問題が解決されました。
対数関数 log(x)を、xが負の場合にも対数関数を定義したい希望がありました。
log(-1)=a
とすると、
2a=2log(-1)=log((-1)2)= log(1)=0
∴ a=0 ?
という矛盾を生じました。
この矛盾は、以下のように解決できます。
log(-1)=(2n+1)πi
a=(2n+1)πi
であって、
2a=2(2n+1)πi=2mπi
なので、
2log(-1)=2(2n+1)πi
になったのです。
この
2(2n+1)πi
は2分の1にしても、
(2n+1)πi
になるだけで、0や2mπi にはならないです。
また、 log(1)についても、
log(1)=0+2mπi
となり、その答えは0だけでは無い、
ということがわかります。
(対数関数とtanθの逆関数の関係)
オイラーの公式を使うと、
対数関数とtanθの逆関数が、
以下の様に近い関係にある事が分かります。
リンク:
高校数学の目次
0 件のコメント:
コメントを投稿