「(佐藤の)数学教科書[三角比・平面図形編]」(東進ブックス)の以下の問題を複素数平面を利用して解きます。
【問32】上の三角形ABCにおいて、次の等式を証明しなさい。
c(a・cos(B)-b・cos(A))=a2-b2 (1)
(証明開始)
この等式の証明には、この等式の左辺から右辺を引き算した以下の(式2)を考えます。
c(a・cos(B)-b・cos(A))-{a2-b2}=0 (2)
この左辺が0になることが計算できれば、問題の等式が証明できます。
以下では、この問題を以下の複素数平面の図を利用して証明します。
以下の図のa,b,cは複素数とし、上式のa,b,cは|a|,|b|,|c|に書き直して計算します。
ベクトルaとcの内積、及びベクトルbとcの内積が以下の式であらわされる。
であるので、
上の(式2)の左辺は、以下のようにあらわして計算できます。
(証明おわり)
(補足)以上の計算は、途中から、以下のように計算する方が無理が無く計算できます。
この問題は複素数平面(又はベクトル)を利用しないで余弦定理を使って解いた場合は、けっこう難しかったと思います。
ベクトルの内積をあらわす複素数平面のRe()の計算式を利用して解くと、以上のように簡単に解けるようになりました。
リンク:
三角形の辺と角の等式の証明
三角形の辺と角の等式をベクトルで証明
リンク:高校数学の目次
【問32】上の三角形ABCにおいて、次の等式を証明しなさい。
c(a・cos(B)-b・cos(A))=a2-b2 (1)
(証明開始)
この等式の証明には、この等式の左辺から右辺を引き算した以下の(式2)を考えます。
c(a・cos(B)-b・cos(A))-{a2-b2}=0 (2)
この左辺が0になることが計算できれば、問題の等式が証明できます。
以下では、この問題を以下の複素数平面の図を利用して証明します。
以下の図のa,b,cは複素数とし、上式のa,b,cは|a|,|b|,|c|に書き直して計算します。
ベクトルaとcの内積、及びベクトルbとcの内積が以下の式であらわされる。
上の(式2)の左辺は、以下のようにあらわして計算できます。
(証明おわり)
(補足)以上の計算は、途中から、以下のように計算する方が無理が無く計算できます。
この問題は複素数平面(又はベクトル)を利用しないで余弦定理を使って解いた場合は、けっこう難しかったと思います。
ベクトルの内積をあらわす複素数平面のRe()の計算式を利用して解くと、以上のように簡単に解けるようになりました。
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三角形の辺と角の等式の証明
三角形の辺と角の等式をベクトルで証明
リンク:高校数学の目次
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