2017年10月1日日曜日

高校入試の難問の解き方

【問1】(難問)
上の図のように、OA=6,OB=4の三角形OABにおいて、∠AOBの二等分線とABとの交点をPとする。
OP=12/5のとき、次の各問いに答えなさい。
(1)∠AOBの大きさを求めなさい。
(2)APの長さを求めなさい。

【解答のこころがけ】
 数学の問題の解き方は種々あります。正しい解き方は、問題を解くために自分の心の奥底から湧きあがる疑問に答えて問題を解くことだと考えます。
(問題集の模範解答は、自分の心に一致すれば覚えるし、一致しなければ覚える必要がない)
 問題に対して自分が何を問うか。そして、その問いにどう応えるかを覚えることが、数学を勉強するということだと思います。
 そのため、以下で、自然に浮かぶと考えられる問いに答えつつ問題を解く解答の1例を書きます。

【解答例】
(1)
 この図形に以下の補助線を引いて、考えやすい直角三角形OBCとOADを作る。
すると、その直角三角形以外に、その他の考えやすい直角三角形PBCとPADも作られた。
それらの直角三角形の間に以下の相似の関係がある。
これから、直角三角形OBCの辺の長さOC=mを計算できる。
直角三角形OCBで、OC=2で、OB=4なので、
頂角∠COB=60°であることがわかる。
よって、∠AOB=120°
である。
((1)の解答おわり)

(2)
次に、三平方の定理を使ってAPの長さを計算する。
((2)の解答おわり)

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