複素数αとそれに共役な複素数との比の値(複素数)は、以下の式のように、実数Φの媒介変数で表される、複素数平面の単位円上の点です。
この式は、「共役複素数の役割」のページで表した、複素数の単位ベクトルの偏角を−2倍にした単位ベクトルを表します。
【問1】
複素数平面上の原点以外の相異なる2点P(α),Q(β)を考える。
P(α),Q(β)を通る直線をm,原点から直線mに引いた垂線と直線mとの交点をR(w)とする。
(wは点Rを表す複素数である)
このとき、
「w=αβであるための必要十分条件は,P(α),Q(β)が中心A(1/2),半径(1/2)の円周上にあることである。」
を示せ。
(2000年:東京大学)
【注意】
以下の解答例は、上記の公式の適用例とするために、このページに記載します。
この問題を自力で解きたい人は、以下を見ずに自力で問題を解いた後で、このページに戻って来てください。
【解答例】
原点Oから直線mへ下した垂線の足Rの複素数wは、
垂線の足までの複素数のベクトルの公式によって、
以下の式で表せる。
(解答には、wがこの式で表される根拠をもう少し詳しく書いてください)
そのため、w=αβの場合に以下の式が成り立つ。
(ここで、θとΦは、上記の公式によって導入した実数のパラメータです。)
この式によって、βは、中心A(1/2),半径(1/2)の円周上にある。
同様にして、αも、中心A(1/2),半径(1/2)の円周上にある。
この式は、「共役複素数の役割」のページで表した、複素数の単位ベクトルの偏角を−2倍にした単位ベクトルを表します。
【問1】
複素数平面上の原点以外の相異なる2点P(α),Q(β)を考える。
P(α),Q(β)を通る直線をm,原点から直線mに引いた垂線と直線mとの交点をR(w)とする。
(wは点Rを表す複素数である)
このとき、
「w=αβであるための必要十分条件は,P(α),Q(β)が中心A(1/2),半径(1/2)の円周上にあることである。」
を示せ。
(2000年:東京大学)
【注意】
以下の解答例は、上記の公式の適用例とするために、このページに記載します。
この問題を自力で解きたい人は、以下を見ずに自力で問題を解いた後で、このページに戻って来てください。
【解答例】
原点Oから直線mへ下した垂線の足Rの複素数wは、
垂線の足までの複素数のベクトルの公式によって、
以下の式で表せる。
(解答には、wがこの式で表される根拠をもう少し詳しく書いてください)
そのため、w=αβの場合に以下の式が成り立つ。
(ここで、θとΦは、上記の公式によって導入した実数のパラメータです。)
この式によって、βは、中心A(1/2),半径(1/2)の円周上にある。
同様にして、αも、中心A(1/2),半径(1/2)の円周上にある。
この解答の続き:
逆に、「αとβが、中心A(1/2),半径(1/2)の円周上にある場合にw=αβが成り立つ」事は、
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