【課題1】
赤玉1個、白玉1個、黒玉1個、計3個の玉が入った箱Aと箱Bと箱Cがある。この3つの箱から1つずつ、合わせて3個の玉を取り出す。取り出した3個の玉の色の組み合わせ毎に、その色の組み合わせの玉を各箱から取り出すバラエティの数を求める。
【解答】
(1)先ず、3個の玉が入った3つの箱から1つずつ玉を取り出す場合の数の総数は、
通りある。
すなわち、3つの箱から玉を1つずつ取り出す事象の連鎖の糸の総数が27本ある。
(2)次に、取り出した3個の玉の色分けのバラエティの27個の事象の連鎖の糸を、赤m個、白n個、黒t個という色分け事象の連鎖の種類で分類した枝に束ねる。すなわち、玉の色分け事象の連鎖の枝毎に、対応する事象の連鎖の糸を割り当てて編集した以下の樹形図を作成する。
この樹形図から、玉の色の組み合わせのバラエティの数(色分け事象の連鎖の数)は10通りあることがわかる。
しかし、各々の玉の色分けの枝(色分け事象の連鎖)に対応する玉の組み合わせの数は、以下に示す通りに、異なっている。
(2-1)3つの玉の色が全て同じ色の場合は、その色を選ぶバラエティの数の3つの枝に分岐する。
その色分布の枝毎の、各箱からその色の玉を取り出すバラエティの数は、1つだけである。
(2-2)3つの玉の色が2色の場合の枝は、同じ色の2つの玉の第1の色を選ぶバラエティの数の3と、その他の2つの色から、1つの玉の第2の色を選ぶバラエティの数の2との積の、6つの枝に分岐する。
その色分布の枝毎の、その色の組み合わせの玉を3つの箱から取り出すバラエティの数は、第2の色の1つの玉をどの箱から取り出すかのバラエティの数であり、3である。
(2-3)3つの玉の色が3色の場合の枝は、色の偏りが無いので、その色のバラエティの数が1つだけなので、1つの枝に分岐する。
その色分布の枝毎の、その色の組み合わせの玉を3つの箱から取り出すバラエティの数は、赤色玉をどの箱から取り出すかのバラエティの数3と、白色玉を残り2つのどの箱から取り出すかかのバラエティの数2との積であり、6である。
(3)なお、各枝毎の、各箱の玉の色の組み合わせの数は、上図に記載した式(x+y+z)^3を展開した各項の係数に対応する関係がある。
(解答おわり)
(補足)
この問題は、3つの箱を3人の人に置き替えて、玉の3つの色を、人を組み分ける3つの組の名前、すなわち、赤組、白組、黒組に置き換えた問題と等価である。
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高校数学の目次
赤玉1個、白玉1個、黒玉1個、計3個の玉が入った箱Aと箱Bと箱Cがある。この3つの箱から1つずつ、合わせて3個の玉を取り出す。取り出した3個の玉の色の組み合わせ毎に、その色の組み合わせの玉を各箱から取り出すバラエティの数を求める。
【解答】
(1)先ず、3個の玉が入った3つの箱から1つずつ玉を取り出す場合の数の総数は、
通りある。
すなわち、3つの箱から玉を1つずつ取り出す事象の連鎖の糸の総数が27本ある。
(2)次に、取り出した3個の玉の色分けのバラエティの27個の事象の連鎖の糸を、赤m個、白n個、黒t個という色分け事象の連鎖の種類で分類した枝に束ねる。すなわち、玉の色分け事象の連鎖の枝毎に、対応する事象の連鎖の糸を割り当てて編集した以下の樹形図を作成する。
この樹形図から、玉の色の組み合わせのバラエティの数(色分け事象の連鎖の数)は10通りあることがわかる。
しかし、各々の玉の色分けの枝(色分け事象の連鎖)に対応する玉の組み合わせの数は、以下に示す通りに、異なっている。
(2-1)3つの玉の色が全て同じ色の場合は、その色を選ぶバラエティの数の3つの枝に分岐する。
その色分布の枝毎の、各箱からその色の玉を取り出すバラエティの数は、1つだけである。
(2-2)3つの玉の色が2色の場合の枝は、同じ色の2つの玉の第1の色を選ぶバラエティの数の3と、その他の2つの色から、1つの玉の第2の色を選ぶバラエティの数の2との積の、6つの枝に分岐する。
その色分布の枝毎の、その色の組み合わせの玉を3つの箱から取り出すバラエティの数は、第2の色の1つの玉をどの箱から取り出すかのバラエティの数であり、3である。
(2-3)3つの玉の色が3色の場合の枝は、色の偏りが無いので、その色のバラエティの数が1つだけなので、1つの枝に分岐する。
その色分布の枝毎の、その色の組み合わせの玉を3つの箱から取り出すバラエティの数は、赤色玉をどの箱から取り出すかのバラエティの数3と、白色玉を残り2つのどの箱から取り出すかかのバラエティの数2との積であり、6である。
(3)なお、各枝毎の、各箱の玉の色の組み合わせの数は、上図に記載した式(x+y+z)^3を展開した各項の係数に対応する関係がある。
(解答おわり)
(補足)
この問題は、3つの箱を3人の人に置き替えて、玉の3つの色を、人を組み分ける3つの組の名前、すなわち、赤組、白組、黒組に置き換えた問題と等価である。
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