【問1】
双曲線(x2-y2=1)に対して、
接点a(a1,a2)から引いた接線と接点b(b1,b2)から引いた接線の交点p(p1,p2)を求めよ。
(参考)接点aと接点bから引いた2つの接線の交点pを、双曲線の極線abに対する極と呼びます。
【解答】
双曲線の式を、以下の式1のf(x,y)=0であらわす。
接点aとbとに、以下の式2と3が成り立つ。
双曲線の接線の公式により、接点aとbとの2つの接線は、以下の式4と5であらわせる。
式4と5を連立させて、2つの接線の交点p(p1,p2)=(x,y)を求める。
この式8であらわされるベクトルPと、ベクトルmが平行である事が以下の計算で確かめられる。
先ず、ベクトルaとbを反時計回りに90度回転したベクトルavとベクトルbvを考える。
(ベクトルの平行性の確認おわり)
この接線の交点Pの式を、以下の、双曲線の弦と中点の共役点通過線の直交の公式を使って更に変形する。
<双曲線の弦と中点の共役点通過線の直交の公式>
「この式10の左右の項が互いに置き換えられる」
ということが、
双曲線の弦と中点の共役点通過線の直交の公式です。
これは、以下の図の直線が直交し、両直線の傾きの積=-1となる関係を表す公式です。
(原点と、極pの共役点p’と、弦の中点mの共役点は一直線上にあります)
式6を変形する。
(式の変形の補足)
以上の計算で分母を変換した計算は、以下の様に、ベクトルaとbを反時計回りに90度回転したベクトルavとベクトルbvを使ってあらわした2重平行四辺形の面積の公式を利用した変形として覚えられます。
(以上で、2重平行四辺形の面積の公式を使った)
この式11に、公式10を代入する。
次に、二重平行四辺形の面積の公式を使って式7を変形する。
この式13に公式10を代入する。
式12と式14をまとめる。
(解答おわり)
(補足)
式15は、2つの接線の交点Pの位置ベクトルは、先に確認した通りに、点aと点bの中点mの位置ベクトルに平行であることを示している。
リンク:
高校数学の目次
双曲線(x2-y2=1)に対して、
接点a(a1,a2)から引いた接線と接点b(b1,b2)から引いた接線の交点p(p1,p2)を求めよ。
【解答】
双曲線の式を、以下の式1のf(x,y)=0であらわす。
接点aとbとに、以下の式2と3が成り立つ。
双曲線の接線の公式により、接点aとbとの2つの接線は、以下の式4と5であらわせる。
式4と5を連立させて、2つの接線の交点p(p1,p2)=(x,y)を求める。
この式8であらわされるベクトルPと、ベクトルmが平行である事が以下の計算で確かめられる。
先ず、ベクトルaとbを反時計回りに90度回転したベクトルavとベクトルbvを考える。
(ベクトルの平行性の確認おわり)
この接線の交点Pの式を、以下の、双曲線の弦と中点の共役点通過線の直交の公式を使って更に変形する。
<双曲線の弦と中点の共役点通過線の直交の公式>
「この式10の左右の項が互いに置き換えられる」
ということが、
双曲線の弦と中点の共役点通過線の直交の公式です。
これは、以下の図の直線が直交し、両直線の傾きの積=-1となる関係を表す公式です。
(原点と、極pの共役点p’と、弦の中点mの共役点は一直線上にあります)
式6を変形する。
(式の変形の補足)
以上の計算で分母を変換した計算は、以下の様に、ベクトルaとbを反時計回りに90度回転したベクトルavとベクトルbvを使ってあらわした2重平行四辺形の面積の公式を利用した変形として覚えられます。
この式11に、公式10を代入する。
次に、二重平行四辺形の面積の公式を使って式7を変形する。
この式13に公式10を代入する。
式12と式14をまとめる。
(補足)
式15は、2つの接線の交点Pの位置ベクトルは、先に確認した通りに、点aと点bの中点mの位置ベクトルに平行であることを示している。
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